でんき部

どこでも簡単に使える
安全な電池を

災害などの非常時に医療器具を動かす電力を、地球上の電気を使えない地域に暮らす子どもたちに本が読める明かりを届けたいという思いが発端となり、持ち運びが可能な電池の研究開発をしています。低コスト、軽量・小型、構造が簡単で、安全性にも配慮しています。空気電池の特徴を兼ね備えた次世代電池は、起電力が高く、コンセントの充電が不要で、常温・大気中での取り扱いが可能です。また、企業と共同し、通常の燃料電池の触媒に必要とされる白金を使用しない燃料電池触媒の開発にも成功。特許を取得しました。金属燃料電池の技術を応用した既存燃料電池触媒の企業との共同開発は、今なお進化を続けています。


【主要取引先】大学(兵庫県)、メーカー、商社

第二事業部 次世代電池研究開発

金属燃料電池の研究開発

停電でいざ電気が使えなくなると、私たちは電気の大切さを思い知ります。また、日本では電気のある暮らしが当たり前である一方で、世界には電気の通らない地域に暮らす人も大勢います。電気を身近にある安価な材料で簡単に作ることができれば、災害時や電気がない地域の人の役に立つ。その想いから次世代電池の研究開発に着手しました。日常にあるもので、触媒にゼオライト、集電にカーボン、セパレータにティッシュペーパーを使用する簡単な構造・安全な金属燃料電池の開発に成功。3つの特許を取得しました。

金属燃料電池

組み上げた状態の空気電池

初期電圧

電流

ねずみが走った!
汎用金属の金属燃料電池

触媒にゼオライト、集電にカーボン、セパレータにティッシュペーパーを使用した金属燃料電池で、ねずみ型のおもちゃが走ることを証明しました。(マブチ製:TYPE FA-130 500mA)防衛省、アメリカ、インドネシア、韓国など国内外より注目を集めました。

LEDが光った!
マグネシウム金属燃料電池

海に囲まれた島国、日本。エネルギー資源に乏しく、火力発電所に使用する石炭や石油は輸入に頼っています。自国で作ることのできる電気、緊急時に対応する電気を作ろうと考え、海水に含まれるマグネシウムに着目。マグネシウム金属を使用し空気電池の特徴を兼ね備えた次世代電池の開発に成功しました。

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金属燃料電池の特徴

  • 安全性が高い
  • 製品コストが
    安い
  • 軽量・小型
    電気容量が
    大きい
  • 起電力が高い
  • 省資源電池
    (希少金属不使用)
  • 汎用金属使用
  • 常温・大気中での
    取り扱いが可能
    (大掛かりな
    設備不要)
  • コンセントでの
    充電不要

電池に関する4件の特許を取得

固定観念にとらわれない自由な発想から出発し、研究を重ねた結果、電池に関する特許を4件取得しました。汎用性、低コストであることはもちろん、より軽量でハイパワーな電池を開発するために研究を継続しています。

特許第5385569号:酸性電解質を用いた電池
特許第5406486号:金属燃料電池
特許第6467117号:多孔性触媒、燃料電池用触媒層、電極、膜電極接合体、及び燃料電池、並びに多孔性触媒の製造方法
特許第5385570号:酸性電解質を用いた電池

掲載情報

2019年2月
公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構「関西広域の注目特許情報」に掲載

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